南山小学校の復活
ライネルス師は、名古屋地域での幼児教育の振興普及を聖心の布教姉妹会、聖霊会等修道女会に託していました。南山中学校開校の後、地域からの嘆願もあり、1936年(昭和11年)に南山小学校を開校。「人格教育・個性尊重・少人数学級編成による児童中心の教育」を独自の教育として「真教育」と表現しました。しかし、第二次世界大戦の勃発により学園存続の観点からわずか5年で廃校を余儀なくされ、名古屋市へ移管されます。時は経ち2008年(平成20年)、学園創立75周年事業として南山小学校があった同じ場所に、「南山大学附属小学校」が開校しました。
「真教育」は新しい南山小学校の教育の中心におかれ、南山小学校は約70年の時を超えて「復活」することとなったのです。
[写真]1938年4月入学式当日
