
外国語学部 卒 | |
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2012年9月 | 入職(経験者採用) |
2012年9月~2015年6月 | 学務部 教務課 |
2015年7月~2020年3月 | 学務部 入試課 |
2020年4月~現在 | 学務部 国際センター事務室 |
現在担当している業務について教えてください。
国際センター事務室は大きく2つの業務を行っています。留学に行きたい南山生のサポートと南山大学に留学に来ている外国人留学生のサポートです。私は日本で学位取得を目指す外国人留学生のサポートを行っており、奨学金に関する情報提供・申請・管理、在留管理のための月一回のミーティング開催、相談対応等を主に担当しています。また、「南山大学ヤンセン国際寮」の運営サポートも担当しています。入居・退居管理、教育プログラムに係る事務処理、相談対応等が主な業務内容です。学生主体の運営、そして日本人学生と外国人留学生が共に生活し学び合うことができる寮を実現するために、宿舎アドバイザーの教員と連携して業務にあたっています。

入職の決め手となったポイントは何でしたか?
学生時代に感じた、南山の誠実さが決め手です。前職は民間企業で営業職だったこともあり、当たり前ですが利益追求が最優先されることが多く、それゆえに心苦しく感じる場面もありました。南山では教務課・入試課・国際センター事務室で働いてきましたが、根本的な判断基準はいつでも安全性・公平性でした。これらを追求するために、業務が煩雑になることもありますが、常に誠実でいられることが、私にとってはなによりも心地良く、心の健康を保って仕事ができるポイントだと考えます。
今の仕事の面白さと難しさを教えてください。
大学事務の面白いところは、配属課室によって全く異なる仕事をすることです。課室異動は転職のようで、色んな仕事を経験できます。国際センター事務室では、学内でのイベントを企画・運営することや学生対応が多いですが、入試課ではデータ上での処理業務や、入試業務を全教職員が分担して携われるよう業務調整やマニュアル作成に多くの時間をかけていました。多様な仕事があり、事務の枠に収まらないのが「大学事務」だと思います。仕事の難しさとしては、入職当初、事務職としての目標をどのように設定すればよいか難しさを感じた記憶があります。数値目標を明確にしやすかった営業職と比べ、何を目標に仕事を進めるべきか迷いましたが、今では自分なりの目標を立て、やりがいを持って仕事に取り組めています。

学生や教員と接する中で、心がけていることはありますか?
外国人留学生に対して心から尊敬の念を抱いており、その気持ちを意識的に態度で表すようにしています。そして南山にとって外国人留学生は大切な存在であることを伝えるようにしています。担当している外国人留学生は日本語レベルも日本での経験値も多様であるため、平等に同じ対応をしようとするとどうしても公平性が失われてしまいます。外国人留学生の多様性を考えながら、自力でできそうな場合は後方支援を、サポートが必要と思われる場合には目的や手続きを丁寧に教える等して、誰もが充実した留学生活を送れるよう心がけています。また、教員からは、学生の能動的な取り組みを見守る懐の深さや手を出しすぎないバランス感覚など、学生対応において見習う点が多く、協働する中で良いところを吸収し自己成長に繋げられるよう心がけています。

最後に、応募を検討中の方へ一言メッセージをお願いします。
南山学園では幅広い年齢層の事務職員が働いており、長く働き続ける人や、出産後の職場復帰が多い印象があります。これはプライベートの充実やキャリアのための自己研鑽など、ライフスタイルに合わせた働き方の実現ができるからだと思います。また、教職員に「人間の尊厳のために」という教育モットーが浸透しており、安全性・公平性という判断基準のもとに学生や教員の教育・研究を支援することができる、やりがいのある仕事です。
※記事の内容や所属等は取材時点(2025年7月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。