採用情報 専任事務職員事務職員インタビュー

南山大学 教学部 入試広報・高大連携課 Yさん/2019年入職(経験者採用)
商学部 卒
2019年1月 入職(経験者採用)
2019年1月~2024年6月 財務・施設部 財務課
2024年7月~現在 教学部 入試広報・高大連携課

現在担当している業務について教えてください。

入試広報・高大連携課では、「高校生への広報」と「入試の分析・改善」という2つの業務を取り扱っています。私自身は「入試の分析・改善」を担当しており、過去の入試結果を分析し、学生確保のために本学がどのような改善をすべきなのか検証・検討しています。現在、18歳人口の減少に加え、総合型選抜や学校推薦型選抜といった年内入試へのシフト化など昨今の受験生の動向は大きく変化しています。社会が求める役割と高校生たちのニーズを正しく認知し、本学の入試の在り方を検討することは、大学運営を裏側から支える大学事務職員にしかできない業務であるため、とても貴重な経験で面白いです。

学生や教員と接する中で、心がけていることはありますか?

全体最適を意識して調整することを心がけています。学生・教員・事務職員はそれぞれ異なる立場や目的を持っているため、全体を俯瞰する視点がなければ議論がまとまりません。大学は教育機関であるため、教学的な視点が重要ですが、問題なく、永続的に稼働することができるかという運営的な視点も必要不可欠です。例えば、どれだけ理想的な入試の在り方を考えたとしても、試験問題や試験場などを用意できなければ意味がありません。私たち大学事務職員は、全体を俯瞰し、教学面と運営面の適切なバランスを保ちながら学生・教員と調整を行っていく必要があると考えています。

昇格試験に挑戦された理由と、主任に昇格して変わったことを教えてください。

自分自身が「社会人として次のステップに進みたい」と思ったことが大きな理由です。プレイヤーとしての能力だけでなく、プレイングマネージャーとしての能力も身につけることが自身にとって業務の幅を広げることにつながると考えました。主任に昇格して変わったことは、当然ですが「求められる役割が変わった」ということです。組織に属する事務職員は、それぞれ「役割」に基づいて組織を運営していきます。プレイヤーとして自身の業務をこなすだけではなく、係全体の方向性をとりまとめ、実行に移す仕組みづくりが求められます。主任にしかできない、高度な業務に携わることにより自身の能力を向上させることができるため、とてもやりがいがあります。

実は入職前に抱いていたイメージと違ったことってありますか?

大学職員として働く前は、正直なところ、大学の事務職員がどのような業務を担っているのか、具体的にはよく分かっていませんでした。学生窓口での対応業務ぐらいしか想像できなかったのが本音です。しかし実際には、オープンキャンパスや入試の準備・運営をはじめ、大学全体の運営を支える幅広い業務に携わっていることを知り、大きな驚きを感じました。
また、近年の教育業界は急速に変化しており、これからの事務職員には単なる「事務処理能力」だけでなく、課題を解決する力や、新しい価値を創造する力が求められていることを、日々実感しています。「誰でもできる事務」職員ではなく、常に考え、変化に適応し、必要であれば組織や制度そのものを改善していく「プロフェッショナルな事務」職員として、業務に取り組んでいきたいと考えています。

最後に、応募を検討中の方へ一言メッセージをお願いします。

社会人として歩んでいく中で、仕事は人生の大きな時間を占めることになります。自分自身が成長できる環境に身を置き、社会に貢献できる「意味のある仕事」をしたいと、私は常に考えています。せっかくなら、前向きに楽しく働きながら、自分自身も学園全体も共に成長していきたい。そして、これからの南山学園を、皆さんと力を合わせてより良いものにしていけたらと願っています。

記事の内容や所属等は取材時点(2025年7月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。