採用情報 専任事務職員事務職員インタビュー

南山学園 財務・施設部 財務課 Sさん/2012年入職(経験者採用)
人文学部 卒
2012年9月 入職(経験者採用)
2012年9月 教育・研究事務部 学事課 法務研究科事務室
2012年10月~2016年3月 学務部 教務課
2016年4月~2018年3月 学長室
2018年4月~2022年6月 学務部 キャリア支援室(2021年4月よりキャリア支援課)
2022年7月~現在 財務・施設部 財務課

現在担当している業務について教えてください。

財務課には法人財務係と大学財務係という2つの係があります。私は3年ほど法人財務係を経験し、現在は大学財務係にて大学・大学院の学生納入金に関する業務を中心に担当しています。具体的には、修学支援制度等による授業料・入学金の減免(還付)や、学納金延納手続きをされた方の振込用紙発行・入金確認など、学生課と密に連携しながら対応しています。また、法人財務係では、経営本部の各部署が計画している事業を集約して10年分の財務シミュレーションを作成したり、設置校すべて(幼稚園から大学まで)の予算や決算をとりまとめて学園全体の計算書を作成したりしていました。日々の出納業務から、年に一度の当初予算~決算業務まで、財務課の業務は多岐にわたります。

今の仕事の面白さと難しさを教えてください。

財務課への異動が決まった時は、財務や会計の知識が全くなかったので正直とても不安でした。人によって差はありますが、5年程度で異動があることも多く、部署によって求められる知識や能力も様々なので、ちょっとした転職のような感覚です。そこが難しいと感じるところであり、同時に面白いところでもあると思っています。異動してすぐは何もかも知らないことばかりで不安になりますが、未知が既知に変わっていくと、自分の成長を実感でき、大変な仕事の中にも楽しさを見出せるようになります。また、何度か異動を経験することで、組織の中で各部署がどのように繋がっているのかがわかってくるのも面白いところです。大学職員というと学生窓口がある部署を思い浮かべがちですが、それ以外の業務にも関心を持って取り組めることが大切だと思います。

大学職員として働く魅力・やりがいを感じる瞬間は?

どの部署にいても人の成長に関わることができる仕事というのが魅力であり、誇りだと思います。2016年度の春、総合政策学部の短期海外研修プログラム(NAP)に参加する学生たちの引率者としてマレーシアへ出張する機会をいただきました。4週間という限られた時間の中で学生たちが得たものは、単なる知識だけでなく、数々の貴重な経験や出会いであったと思います。日に日に頼もしくなっていく学生たちの様子を目の当たりにしながら、大学職員はただ学生生活をサポートするだけでなく、これから社会に出る彼ら、彼女らの成長に携わることができる仕事なのだと実感しました。財務課に学生窓口はありませんが、学園の運営に欠かせない部署であり、間接的ながらも学生生徒等と深い関わりのある仕事だと考えています。

仕事を通じて印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

キャリア支援課で経験したコロナ禍の数年間は忘れられません。私は当時学内企業説明会を担当していたのですが、感染拡大により開催数日前に中止が決定し、その後予定していた行事も全て白紙となりました。外へ出ることも友達と会うこともできなくなった学生に対し、大学としてできることは何か、当時はどの部署の職員も同じ思いで日々模索していたと思います。就職活動中の学生が孤立しないよう、何日もかけて一人ひとりに電話をかけたこともありました。学生対応においては必ずしも効率的である必要はなく、時には時間をかけて向き合うことも大切だと思っています。

最後に、応募を検討中の方へ一言メッセージをお願いします。

南山学園は教育モットーである「人間の尊厳のために」という普遍的な価値観を大切にしながら、変わらないために変わり続けてきた学校法人だと思います。2032年に迎える学園創立100周年に向けて、これからどのように変化していくかを一緒に考えていけたら嬉しいです。

記事の内容や所属等は取材時点(2025年7月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。