学園概要 南山学園環境宣言

南山学園では、社会情勢に対応し、教育・研究活動を通して地域社会への貢献と調和を目指すために、2009年に「南山学園環境宣言」を制定し、実践しています。

南山学園環境宣言

南山学園は、キリスト教世界観に基づいて学校教育を行ない、「人間の尊厳のために」という教育のモットーを掲げ、一人ひとりの尊厳を尊重かつ推進する人材を育成するとともに、神によって創られた自然の秩序を尊重かつ育むことを宣言します。

人は、環境によって造られる者であると同時に環境を形成する者であります。そこで1972年のストックホルム国連人間環境会議では、「環境は人間の生存を支えるとともに、知的、道徳的、社会的、精神的な成長の機会を与えてくれます。自然のままの環境と人によって作られた環境は、共に人間の福祉、基本的人権ひいては、生存権そのものの享受のための必要条件であるといえます。」と謳っています。

現在、私たち人類共同体が住んでいる地球環境は、人類が真に健康で幸せに生きていくことが保障されるには、不充分な状態にあるといえます。

自然への畏敬の念を持たずに、個人・集団および国家が全人類共通の善を無視して利己的かつ貪欲な利益追求に走る限り、地球環境が破壊されるばかりでなく、人類の生存すら危うくなります。

そこで南山学園は、一人ひとりが健康で安らぎや潤いを実感できる生活を営む上で必要不可欠な、美しくよき地球環境を人類共通の遺産として持続的に享受できるよう、私たち人類の家である地球を守るために、次のように取り組みます。