南山高等学校・中学校女子部Nanzan Girls' Junior & Senior High School知性を啓き、感性を磨く6ヵ年一貫教育自立心や思いやりの心を育てる、学校行事や部活動中学の3年間は基礎学力を重視し、学習内容の確実な理解と、主体的に学ぶ意欲の育成を図っています。また、国際的視野の育成のために英語教育に力を入れ、ネイティブによる少人数での英会話授業に取り組みます。高校からは自らの進路を見据えながら、より高度な思考力・理解力・判断力を培うことをめざしています。単に大学入試のための学習にとどまらず、社会の中で活躍できる一員になるための素養を体系的に身につけていきます。女子部での行事や部活動は、自律と自立の精神を身につけることを目標としています。キリストの教えを学ぶ行事(中1・中2静修会)や、自らの進路に向き合うきっかけとなる行事(高1オリエンテーション合宿・南山大学土曜セミナー)、自分と世界とのつながりや平和の意味を考えるための行事(中3長崎・高2沖縄研修旅行)をはじめ、生徒たちが主体的に企画・運営に取り組む学校祭、多種多様な部活動での交流を通して人間的な成長を遂げていきます。またイギリス・イタリア・アジア諸国を訪れる海外研修や、オーストラリアの女子校との姉妹校提携などによる異文化交流・国際的視野の育成も積極的に行っています。この世界でたったひとりの「あなた」は、なんの理由もなしにすばらしいのです。頭がいいとか運動がよくできるとか、そんな理由なしに大切なかけがえのない存在です。他のだれもあなたの代わりにはなれません。それは、唯一の神が、ご自分の生き写しとして、「唯一のあなた」をお造りになったからです。あなたの、そのかけがえのなさを、「人間の尊厳」といいます。「あなた」も「わたし」も、その「人間の尊厳」の中に生きる存在なのです。この互いのすばらしさを認め合い「人間の尊厳」に生きる人となることを、南山女子部はめざします。まなびの特徴女子部の教育第17代校長赤尾 道夫自分も他者もすばらしい存在であることを自覚すること。そして、培った知識を愛の道具にし、分け隔てなくすべての人に寄り添い、共の平和と相互の豊かさに貢献できる気品あふれる人間の教育を行っています。神の愛に集い、さらなる高みへ。本校が掲げる校訓「高い人格」とはキリストの教える愛を身につけた者のことです。その人格形成のために欠かせないのが、「広い教養」です。教養とはひけらかされる知識の量をいうのではありません。それは人間を愛する愛の深さのことです。知識は愛の道具にすぎません。そして「強い責任感」。責任とは良心に耳を傾け、その呼びかけに応答することです。このキリスト教精神による愛に基づき、体系的な6ヵ年一貫教育を通じて、豊かな人間性や知的好奇心、国際的視野の育成を図っています。26南山高等学校・中学校 女子部
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