南山学園案内誌 2025
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宗教性の涵かん養よう知的理解と厳しい知的訓練技術的習熟よりも知的理解を基本とし、その能力を養うため厳しい知的訓練を行います。厳密で正確な思考や明晰で偏りのない判断をする能力は、厳しい知的訓練を経て初めて身につきます。学校教育における教科や授業科目の多くは、経験や知識に対して将来の知的理解を可能にする力を養うことを目的とし、自由で創造的な思索の基盤をつくりあげます。南山学園では、宗教性の涵養について二つの課題を区別しています。一つは、キリスト教、仏教などを問わず、生かされていることへの感謝、という基本的な宗教心を育むこと、もう一つは、世界の主だった宗教についての基本的な知識を学ぶことです。将来世界のどこへ行こうとも、その地域に住む人々との相互理解に貢献できるようになります。国境を越えて活躍できる人材に献花と祈りの様子中学理科の授業風景クリスマス会の中の聖劇12留学生と日本人学生が共に暮らす「南山大学ヤンセン国際寮」年間を通じて「ダイバーシティ&インクルージョン実践力養成プログラム」を実施しています。一部の講座やワークショップなどは入居者でない学生も参加することができます。Nanzan University南山大学5月「マリア祭」で園内を巡り育む感謝の心子どもたちは幼稚園内に数か所あるマリア像に献花と祈りを捧げ、最後に全園児が一堂に集まり神父様(園長先生)と一緒にマリア様に祈り、親しみと感謝の一日を過ごします。「実物」に触れ、学問への興味関心を育む中学理科の授業は実験や観察の授業が多く組まれています。生徒たちは実体験を通じて科学的な事象の仕組みを理解し、自然科学への興味関心を育みます。Misono Maria Kindergarten聖園女学院附属聖園マリア幼稚園聖劇を通してクリスマスの意味を考える代表児童と聖歌隊によって聖劇をつくり上げます。観客席の児童も仲間が演じる聖劇の鑑賞を通して、イエス様のご生誕について学び、クリスマスの意味を考えます。Nanzan Primary School南山大学附属小学校Nanzan Boys' Junior & Senior High School南山高等学校・中学校 男子部12

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