2021_Hominis_Dignitati
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かんよう宗教性の涵養1Educational Philosophy教育理念の実践南山学園では、宗教性の涵養について二つの課題を区別しています。一つは、キリスト教、仏教などを問わず、生かされていることへの感謝、という基本的な宗教心を育むことです。また、世界の主だった宗教についての基本的な知識を教えることがもう一つの課題です。将来世界のどこへ行こうとも、その地域に住む人々との相互理解に貢献できるようになります。誰かの役に立つことが、自分の喜びとなるような生き方を目指してカトリック大学で学ぶ意味を考える新入生は、聖園生としての第一歩を「心の勉強」で踏み出します。「心の勉強」とは、与えられた自分の「使命」に気づくための学びです。苦難にあっては互いに助け合い、すべての出会いに感謝しながら、6年間かけて自分の「使命」を育てていきます。聖園女学院高等学校・中学校すべての新入生に対して「宗教論」の授業の一環で学長講演会を開催しています。南山大学創立からの歴史や教育モットーに込めた思いを学び、ルーツをたどりながら大学そして宗教性への理解を深めます。安全・安心な環境づくりカトリック学校ならではの宗教の授業Misono Jogakuin Junior & Senior High School道徳に代えて宗教の授業を行っています。宗教科教員とクラス担任とのチームティーチングです。生き方を考え、本音・本心で学び合うためには、安心して学べる「環境」が大切です。その第一歩として、身の周りを整理・整頓することから授業が始まります。南山大学附属小学校Nanzan Primary School南山大学Nanzan University机の上を整えて宗教の授業に臨むキャンドルサービス(中学1年生 特別時間割)大教室で行われる学長講演07NANZAN SCHOOL CORPORATION | CULTIVATING RELIGIOUSNESS

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