第4回企画展「J. F. コンリス回顧展 ～ 南山学園と芸術家の邂逅 ～」（2021年11月1日～2022年7月29日開催）
2021.11.01
第4回企画展は神言会員であり、南山学園でも教鞭をとったジョン F. コンリス氏の活動とその美術作品を紹介します。
ジョン F. コンリス氏は、1928年にアイルランド共和国に生まれ、1955年に神言修道会に入会します。その後、米国に渡り、1963年の司祭叙階後はアメリカ・カトリック大学（ワシントンD.C.）で美術を学び、学位を取得します。1966年から1980年まではローマの周辺で芸術家として活動し、1980年にシューベルト神父の招きにより来日してから日本国内で20年ほど活動します。2001年に体調不良により帰国し、スコットランドの小教区で活動したのち、2006年に帰天します。
展示では、はじめに南山学園内に残された美術作品に焦点を合わせ、各作品のコンテキストと成立を明らかにします。つづけて、コンリス氏の美術作品が抽象的な絵画から生物形態な絵画へと変化することに焦点を合わせて、ワシントンD.C.の時代からアイルランド帰国までのコンリス氏の足跡を紹介します。さいごに、南山アーカイブズに保管されるコンリス氏の美術作品を展示します。
これらの展示によって、コンリス氏の作品世界の一端が紹介され、コンリス氏とその作品にご興味を持たれれば幸いです。