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理事長メッセージ

市瀬英昭理事長
市 瀬 英 昭 理 事 長

 南山学園は、常に教育と研究の充実を図り、幼児、児童、生徒、学生の人格形成を援助し、確かな学力と豊かな人間力を身につけた人材の育成を通じて社会に貢献することをめざします。
     そのため、南山学園の構成員一人ひとりが一丸となって努力していくことを約束いたします。

市瀬英昭理事長 南山学園 理事長基本方針

人間の尊厳を尊重かつ推進する人材育成が南山学園のミッション

キリスト教世界観に基づく教育

  南山学園は、幼稚園から大学院までを擁するカトリック系総合学園であり、キリスト教世界観に基づく教育を行い、人間の尊厳を尊重かつ推進する人材の育成をめざしています。キリスト教世界観の要は、一人ひとりの人間がまさに一個人としてかけがえのない存在であり、侵すべからざる尊厳をもつ、という考えです。したがって、キリスト教世界観に基づく教育の目標は、一人ひとりがまず自分の尊厳に気づき、その徹底を図る一方、他者の尊厳を認め、共に、人間の尊厳が尊重され推進される社会づくりに役立とう、という生き方を培うことです。この建学の理念を端的に表現するために、南山学園の各学校はラテン語でHominis Dignitati、すなわち「人間の尊厳のために」という統一の教育モットーを掲げています。

  ここでいう「尊厳」とは、「立派な人物であるから尊敬される」といった条件つきのものではありません。神との関係において全ての人間に刻印され、本質的に備わっている神聖性、厳かさのことです。聖書の冒頭に、天と地、植物と動物などの創造が述べられた後、こう続きます。「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。』」(創世記1章26節)。すなわち、神は応答できる相手を求めて人間の創造を決意した、という意味です。引き続き、人間の創造はこう述べられています。「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。」(27節)。このように、古代中東父権社会の常識に逆らって、男性のみならず女性も神の似姿であることが強調されています。

 イエスはこの精神にのっとって、男性のみに離縁の権利を認めていた制度を拒否し、また、女性をも弟子の間に迎えました。その福音の要は、人はみな神の子なので、やがて「神の国」が出来上がるとき、誰もが歓迎される、ということでした。とくに差別されていた人々にとって、これは前代未聞のうれしい知らせでしたが、権力者には従来の体制を危うくしかねない脅威と映ったので、イエスは十字架刑に処せられました。このイエスを神がわが子として迎え、その下にすべてを一つに集めることを望んでおられる、というのが復活信仰の要です。その信仰を広めたパウロは、ガラテアの信徒に送った手紙の中でこう訴えています。「もはやユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。」(3章28節)。

 もちろん、イエスやパウロの言動によって、直ちに奴隷制度や男女差別が消えたわけではありません。しかし、その精神に鼓舞されて、どんな人間にも、まさしく一個人として侵すべからざる尊厳がある、ということが、今広く認められています。

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